CIAO! サーバーはなぜ必要なのでしょうか?

Teamstudio CIAO! にはクライアント版とサーバー版があります。CIAO! サーバー版は Domino の開発サーバー上にあるデータベース設計の監視を行うのに必要です。

CIAO! クライアント版はそのユーザーインターフェースを通して、設計要素にチェックイン/アウトをしながら排他制御を行い、自分の作業を他の開発者から守る機能を持っています。これは、Notes クライアントから設計要素になんらかの変更を加えようとするイベントを監視する、「データベースフック(Database Hook)」というノーツの技術を使用しています。これは Notes クライアント上で動作しています。Notes クライント上にインストールされた CIAO! クライアント版を利用している開発者ならだれでもこのデータベースフックを使用して、常に対象のデータベース設計が追加/変更されたかを監視している状態を保つことができます。

もし、開発チームのひとりでも CIAO! クライアントをインストールしていない、あるいはインストールしても設定が完全でない場合、このデータベースフックがクライアント側で機能せず、サーバー上にあるデータベース設計の監視をバイパスして修正することができてしまいます。

このバイパスの状態は、再設計/設計の置換、複製による設計の更新などにも同様のことが言えます。

サーバー側にもこのデータベースフックの機能を実装したものが CIAO! サーバー版です。CIAO! サーバー版にはユーザーインターフェースはありませんが、常にサーバー上のデータベースの変更をサーバー上で監視しています。

もし、開発者全員に CIAO! クライアントを配布することができない環境であれば CIAO! サーバー版の導入を強くお勧めします。